日本モノの部屋

2010年4月18日 (日)

「コドモのコドモ」をコドモと観た。

「コドモのコドモ」をコドモと観た。

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「TSUTAYAで100円レンタル中」というCMに踊らされたりんごに連れられてTSUTAYAに行ったら、結局、100円の対象外のDVDを借りる羽目になり、借りたのがコレ。

2008年の、元々はマンガが原作の作品です。

ココからはネタバレすっから注意してねー!

と言っても題名がもう全てを表していて、一言でいってコドモがコドモを産むお話です。

これが借りたいとりんごが見つけてきたDVD、うちのりんごもそろそろお年頃、こんなことにも段々関心を持ち出したんだなぁと感慨深くもDVDのパッケージを見る限り、興味本位な作品でもなさそうなので母娘ふたりでこんな映画を観るのもいいかも♪と思いながら観たのですが、感想はねぇ・・・流しっぱなしの水道を眺めているようであんまり、気持ちの良い映画じゃなかったです。

幼い子どもが妊娠する過程、大人に言えないまま子どもたちだけで出産を決意し妊娠中を過ごす過程、そして出産し、その一年後を迎える過程・・・どれもこれもとにかくただただ甘く正に絵空事(良く言えばファンタジー?)、リアリティーが全くないのです。

描かれているのはきれいな風景の中にイマドキ見かけないような純朴な子どもたちとコドモの妊娠にまぁ~ったく気付かない優しい大人たちやその家族。何の設備もない場所で何の知識もない子どもたちだけで迎える一滴の出血もないキレイな出産、たいして揉めることなく認めあう学校・保護者・両家・・・。

こんな突っ込みどころ満載な映画、初めて観ました。

原作のマンガでは主人公のフェミニストな担任教師が世間の従来の価値観、児童やモンスターペアレントと闘う話でもあるらしい。が、映画では学校が舞台と言うこともあって撮影に学校を使わせてもらう立場上、これらの教育・学校批判のような側面は全てカットされ、ただただ「貴い命」の物語で終始することになったそうな・・・。

でもこんな重いテーマを扱いながら、コドモだけど「貴い命」を守ってコドモを産むという美しい過程の描写だけに終始したこの映画、「親」として観たオバちゃんには監督さんに「で、何が言いたかったの?」と聞いてみたい・・・。

年頃の子どもを持つ親たちの万国共通の不安やと思う「性」のモンダイ・・・、こんな映画を見せてもろうて、子どもたちがもし、妊娠や出産がこんなにカンタンなもんなんや~♪わたしも産んでみよっかな~♪・・・なんて思っちゃったらどないしてくれんのさぁ~~annoyangryannoy

観終わった後りんごに感想を聞いてみると「子どもが子どもを産んでびっくりした」とのこと。

オバちゃんがくどいほど「子どもを産むと言うことはこんな簡単なことじゃないよ~、これは『つくりごと』なんだよぉー!」と言い募ったのは言うまでもありません・・・。