終活をはじめよう。
「時間の流れ」というのはホント、大事なもんなんだなぁとつくづく思う。
「粉砕」という言葉を聞いた日は「怒り心頭に欲する」を絵に描いたように自分自身を始め、いろんなことに怒りが満ち満ち、居たたまれない気持ちに陥っていた。
が、時間が過ぎるに連れ、怒りが収まり、それどころか、あの天下のスーパークリークの、ある意味、「公式なたてがみ」が、このド田舎在住至ってフツ―のオバちゃんちにやってきてくれたのである。
同時に、「”永遠”なんてないんだ」と言うことをつくづく感じた日々でもあった。
馬産地の不況が言われて久しい。
田舎もんでわからんちんのオバちゃんだって、クリークがお世話になってたスタリオンが永遠に無くならないなんてこれっぽちも思っていなかった。
田舎もんでわからんちんのオバちゃんだって、クリークがお世話になってたスタリオンが永遠に無くならないなんてこれっぽちも思っていなかった。
でもあの馬霊碑には、クリークの「ク」の字も刻んでいなかった。
これはスタリオンの意向でもあったし、オバちゃんたちだって、クリークをはじめ、帰る牧場の無くなったお馬さんたちやみんなを祀れる馬霊碑になればいいなと思ってのことだった。
それは万一、スタリオンがなくなっても、おそらく「牧場」以外には利用されない土地柄、馬霊碑は残してもらえるだろう。もし、どけてほしいとなったら連絡くらいもらえるあろう、そんな風にノンキに考えたオバちゃんがアホやった。
それは万一、スタリオンがなくなっても、おそらく「牧場」以外には利用されない土地柄、馬霊碑は残してもらえるだろう。もし、どけてほしいとなったら連絡くらいもらえるあろう、そんな風にノンキに考えたオバちゃんがアホやった。
仰々しく名を刻んだお墓が欲しかったら、あの馬霊碑は建てなかったのでもう「お墓」は要りません。
クリークに手を合わす場所が無くなったと思ってくださる方がいらしたら、きっとクリークはあなたのそばにいます。
きっと天国を思いのままに駆け回っているであろうクリークです。
クリークを思い出してくださるそのお気持ちが、クリークが立ち寄ってひとやすみする場所になっているのだとオバちゃんは思っています。
・・・などと感傷的に語っている場合ちゃうがな。
オバちゃんの手元に集めたクリークのお宝の数々、その始末の方法をボチボチ考えていかんと、ね。
決めていることはひとつ、「残さない。」
オバちゃんが死んだ時に燃やしてもらうもの以外は、それまでに始末する。
永遠なんてもんがないことが否が応でも身に染みた今、オバちゃんが死んだあと、粗末に扱われるぐらいなら残さない。お葬式もお墓もこれっぽちも欲しくないんで、一緒に燃やしてほしいモノ、ノートにでも書き留めておかんとな。
母が亡くなった頃からすっかり物欲が無くなったと思っていたのに
やっぱり買っちゃうちっちゃいもん、「のんきだ寝」
これはヤフオクででも売り飛ばしやすいようにおいおいまとめていくつもり。
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